鄭顕気老師による白鶴拳 投稿者 pushinghands0205



白鶴拳は、方七娘という女性が福建少林寺に出入りしていた父から学んだ拳法と鶴の動きを合わせて研究して編み出された拳法だと言われ、それから分派され、白鶴拳でも多くの種類がある。福建省を中心に台湾にも伝承がある。

戦闘時には五行手(火・水・金・木・土)を駆使し緻密な手法を繰り出し、猛烈な勢いで敵を打つ拳法として知られている。台湾などでは公園での立会い試合で、白鶴拳相手に他派の著名な名手が負けてしまう話がよく聞かれるほど、実戦時の強さで知られる名拳である。現に日本でよく知られている台湾出身の某武術家が白鶴拳家と試合し負けている。

沖縄空手に多くの影響を与えてきた拳法としても知られており、強い呼気や運気をおこないながら拳を練るのが特徴である。

おもに飛鶴拳・鳴鶴拳・宿鶴拳・食鶴拳‥と別れており、当会が練習する白鶴拳は黄性賢大師から鄭顕氣老師へと伝わった鳴鶴拳である。

鳴鶴拳は鶴の鳴く動き取り入れた拳法であるが、その名の由来は套路の練習の上で攻撃の威力を上げる為の内功を練る際の呼吸法(空手道で言う息吹)であり、呼吸の呼気の際の「コォ〜」、「クゥォ〜」、「ヒュ〜」等の呼吸音が鶴の鳴き声に似ているためによるものである。呼吸法により腹部の気を運用し気功により内勁の強化・倍増を狙う。
白鶴拳は内勁を練るのにもすぐれた効果があるとされ、意拳の創始者・王向斉は白鶴拳家と交流し、自身の拳識を深めたという。

黄性賢大師は鄭曼青大師に師事し鄭子太極拳も学んだので、当会に伝わる白鶴拳は、ゆっくりと柔らかく型を練習する派であるので、太極拳と弊習すると、とても効果が高いとされており弊習されている。



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